我々に難解な放射能予防に、何故ハーブが効能があるかと言うことを、
判りやすく説明してあるホーム・ページがありました。

 

http://www.malay.jp/radiation/index.htmlよりの抜粋です。

 

Herbal Antioxidants and Protection from Radiation
被曝対策:ハーブの抗酸化物質と放射線からの防御


 抗酸化物質について (ハーブを利用した被曝対策:説明1)
 

抗酸化物質とは、他の分子が酸化する速度を遅めたり、酸化するのを防いだりすることができる分子です。酸化はフリーラジカルを起こし、それにより細胞を破損させる連鎖反応が始まります。抗酸化物質は、フリーラジカルを取り除くことでこのような連鎖反応を阻止し、自らを酸化させることで他の酸化反応を防ぎます。酸化反応は生命にとって必要不可欠なものではありますが、悪影響も及ぼします。特定の植物、ハーブ、そしてスパイスには、様々な抗酸化物質が含まれています。それら多くのものは、アジアの食卓では良く知られており、健康的な食において重要な役割を果たしています。
抗酸化物質の量が不十分であったり、酸化ストレスが過剰な場合は、人体の細胞に障害を与えたり、細胞を殺したりすることがあります。酸化ストレスは多くの病気の重要な要因となっています。そして現在では、特定の植物が人体の持つ自然な抗酸化防衛力を補う強力な抗酸化化合物で人々の健康を支えるということが明らかになってきています。

フリーラジカルは、ペアを持たない電子を1つまたは2つ持っているので、極めて不安定な状態です。そして、体内を動き回り、電子を奪ったり放出したりします。その結果、細胞、タンパク質、およびDNA(遺伝物質)に損傷を与えます。体の内や外でもこのようなことが起こるので、フリーラジカルからの悪影響を避けることは不可能です。酸化は、体内において、通常の酸素呼吸、代謝、および炎症により起こります。外因性のフリーラジカルは、過度の日光照射、激しい運動、X戦、喫煙、および飲酒などが要因で生成されます。増え続ける環境汚染により、さらにフリーラジカルの害と毒性が増し、すでに過度な負担を強いられている人体の解毒系にさらなる負担を与えます。
抗酸化化合物は、細胞の異なる反応や異なる臓器の細胞をターゲットとし、今日では、癌、心臓病、脳卒中、アルツハイマー病、リウマチ性関節炎、糖尿病、肝臓病、および白内障などの慢性的疾患の発症を防ぐ役割を果たしているとみなされています。




 核放射線とフリーラジカルによるダメージ (ハーブを利用した被曝対策:説明2)
 現在、環境中に放出されている様々な放射性同位元素に対する懸念があります。福島県原子力発電所の放射能漏れが原因で、フリーラジカルという最も危険な形での電離放射線による障害が考えられるからです。
放射性元素は崩壊を起こし、電子をはじき出して原子を電離するのに十分な力を持つ高エネルギー分子を放出します。この電離放射線は、原子間のつながりを切断し、DNA分子に直接ダメージを与えます。また、水分子を電離し、フリーラジカルを生成します(私たちの細胞はほとんどが水でできていて、電離放射線はH2Oを破壊し、H+やOH-という有害なフリーラジカルを生成します)。フリーラジカルは反応性が高く、また、DNAなどの分子を取り巻くつながりを分離させます。このDNAへのダメージは、細胞を殺すほどのものであり、実質的に癌に発展しうる突然変異を起こします。放射線がDNAに与えるダメージの度合いは、シーベルトと呼ばれる単位で表されます。シーベルトは、放射線の種類や量と、被ばくする体の部位を考慮して算出され、それにより、様々な種類の被ばくを1つの単位を用いて比較することができます。



人は年間に、環境放射線、飛行機での空の移動、および医療過程から2〜3ミリシーベルトの放射線を浴びると言われています。世界原子力協会によると、癌になる危険性が増す被ばく線量のボーダーラインは、年100ミリシーベルトです。最も危険にさらされるのは、放射線汚染地域に住んでいる人々ですが、風が放射線同位体を運び、何百キロメートルも離れた場所でも(ヨーロッパでチェルノブイリ事故が証明したように)、体内、地下水、および食物連鎖に放射線同位体が蓄積し、長年にわたって細胞組織に障害を与え、疾患や癌を発症させます。




 電離放射線の影響 (ハーブを利用した被曝対策:説明3)
 

フリーラジカルが起こす内臓障害は、関わっているフリーラジカルの種類や濃度、損傷を受ける部位、および体質によって決まります。通常、子供の細胞分裂の速度は大人に比べて速いので、子供の方が、当然放射線に対するリスクが高くなります。宇宙線や大地由来の自然放射線は、私たちの周りに常に存在していますが、人体にとって最も危険なのは人工放射線です。人工放射線を浴びる環境としては、レントゲンなどの医療画像検査、癌の放射線治療、放射線を使用する職場、核降下物、そして、現在世界的に懸念が高まっている原子力発電所の事故による電離放射線の放出などが挙げられます。電離放射線で生じたフリーラジカルは、フリーラジカルの中でも最も速い速度で様々な臓器にダメージを与え、下記のような障害を直ちに、または、遅れて発症させる可能性があります。
:神経細胞や脳血管が死に、発作を起こします。
骨髄:放射線被ばくにより、骨髄の造血細胞が損傷し、貧血症を誘発します(赤血球数の減少)。
:放射線被ばくにより、白内障発症のリスクが増加します。
甲状腺:甲状腺は、放射性ヨウ素(I-131)の影響に対する感受性が高い(実際には、I-131の甲状腺に対する親和性を利用して、放射線を浴びせることで甲状腺がんや甲状腺機能亢進(過剰な活動)の治療を行っています)。健常者の甲状腺がI-131を過剰に摂取すると、甲状腺機能が低下したり、将来的に甲状腺がんを発症したりする可能性があります。
:目に見えない空気中の核降下物分子を吸い込むと、肺がんになる可能性があります。
心臓:大量の放射線への被ばくは、心臓に血液を送る血管の細胞を損傷し、 心機能を低下させます。
消化管:腸の粘膜にある感受性細胞が損傷を受け、食欲の喪失、吐き気、吐血、血性下痢を引き起こします。
生殖器官:卵巣内や精巣内の細胞(卵子と精子)が急速に分裂して死に、不妊の原因となります。
:皮膚細胞が急速に分裂し、ダメージを受け皮膚損傷ややけどを起こします。
リンパ器官:リンパ細胞が急速に分裂して死に、損傷を受けた骨髄が免疫力を高める細胞をうまく補充できない可能性が高くなり、感染症に対するリスクを増加させます。

放射線被ばくによる過剰なフリーラジカルが起こすその他の影響と症状:
腫瘍増殖 / 癌、皮下出血、鼻血、歯肉出血、口内出血、脱毛、虚弱性、疲労、失神、脱水症、組織の炎症(腫れ、赤み、圧痛)。大量の放射線を浴びると、人体の何百万もの細胞や組織を殺すため、臓器機能障害を起こしたり、臓器不全で死に至ったりすることもあります。
 


 

 フリーラジカルダメージからの抗酸化保護 (ハーブを利用した被曝対策:説明4)
 

多くの薬草には、その抗酸化作用で、特定の臓器や特定の体内組織において直接的な結果を出すという治療上の効用があります。つまり、薬草はフリーラジカルからのダメージや電離放射線から体を守るという重要な働きをします。大量のフリーラジカルや放射性同位体を解毒するためには、健康を回復するのに最適な抗酸化成分を配合する上で、植物の抗酸化作用やそれぞれの効能を知ることが大変役に立ちます。
まずできることは、過剰なフリーラジカルの原因となっている場所や、電離放射線に被ばくする区域には決して近づかないことと、放射能で汚染された食物や水を避けることです。汚染されていない新鮮な果物や野菜をたくさん摂りましょう。日本における研究では、玄米、味噌汁、玉ねぎ、にんにく、豊富な海藻、その他の野菜、そして、抗酸化作用が強い緑茶をたくさん摂取していることによる治癒効果が発表されています。保護作用のある栄養素、酵素、抗酸化物質を取り入れた食事は、細胞の保護に大きな力を発揮します。
 
これまで、多くの抗酸化作用を持つハーブが、放射線防護薬としての効果(人体を電離放射線から保護できる)について研究されてきました。自然界において植物は、電離放射線や太陽光から自分自身を守りながら厳しい環境で生き残るために植物性化学物質の配列を進化させてきました。特に、熱帯のハーブやスパイスは、赤道周辺地域の強烈な紫外放射線に適応するために進化しています。これらのハーブは、独特の抗酸化作用を持つことから、放射線防護の研究対象として最前線に位置しています。これらのハーブは、世界的な環境汚染レベルの上昇や、日本における最近の福島原子力発電所の事故などが原因で起こり得る核放射線への暴露から、人類の生命を救う手段として大きな期待が見込めます。


 






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